私が初めて太宰治を読んだのは中学生の時に読書感想文の題材を探していた頃、
本屋さんをブラブラ歩き薄い文庫を探している時に
あるタイトルが目に入りました。
”人間失格”
なにこれかっこいい。薄いしちょうどええやんと購入し読み進めることに
恥の多い生涯を送ってきました。の有名な序文
私はもうこれを読んだ時点であらすじをスラスラ書いて「こんな風にならないよう頑張りたいです。」の締めの一文を添えて読書感想文終わりだと勝利の雄叫びを心のなかで叫んでいました。
しかし私が想像していた内容と全く違いました。
どうやら太宰治の半自伝のようで覚えている内容は
・実家は青森有数の大地主で家に執事や召使いがいる。
・幼少の頃から女性にモテてました。
・美大に行こうと思ったけど諦めて勉強ができるから旧制高等学校(旧帝大に進学するための学校)に進学しました。
・生きるの辛いから女性と色々関係持ちました。
途中でトラックに轢かれて異世界転生するシーン読み飛ばしたかな?
異世界転生したらイケメン文豪になってハーレム状態になった件って可能性ある?
と半分困惑しながら太宰治の経歴を調べるとどうやらマジらしい。
そしてこの著書を残し自殺してしまう。
太宰治、お前の人生で生きるの辛かったら世の中の大多数どうしたらええんや
と思い結局読書感想文はイチローの本を読んで書くことにしたのでした。
さて、それから時は経ち今だからこそ太宰治がなぜ生きるの辛かったのか分かるかもしれないと希望を胸に、彼の著書である人間失格と津軽を読んでいきたいと思います。