読書をする前に自分の読解力に自信がありません。
ですのでかなり久しぶりに現代文を勉強しています。
使っているテキストはこちら
本屋さんの受験用コーナーで色々物色して、どれを買えばいいのか分からなくなりふらっと文庫コーナーで見つけ買ってみました。
どうやら1963年の大学受験用参考書でこの度復刊されたようで、文庫サイズなので持ち運びもでき演習題もしっかり付いているのでありがたいです。
パラパラとページをめくると「文章ってこうやって読むのか」と新鮮な気分で読み進められています。
高校生の頃に学んだはずの現代文なのに一向に「こんなことやったな」というのがない。というより何してたかよく覚えてない。
何をやったかよく覚えていないけど、出てくる小説はどれもインパクトあるものでした。
特に山月記とかこころとか
現代文の勉強ってどうやっていたかほとんど記憶にないですが、線をいちいち引いて接続詞や対比がどうのこうのやってたような気がします。
本書を読んでいるとあの線を引いたりするのは読解力を鍛えるというよりもテストの問題を解くだけの受験テクニックであった気がしてきます。
いやもしかたら先生はしっかりと授業をしてくれていたにもかかわらず、私がそういう大切なところは聞かずにテストで役に立ちそうな部分だけ耳を傾けていた可能性のほうが高い。そうだとしたら先生ごめんなさい。
個人的に高校科目の中で最も重要な科目は現代文だと今ひしひしと感じています。
なぜなら読解力は学習のインプットとアウトプットの根幹だと思うからです。
それを勉強した記憶がほぼない自分がいうのもなんですが、でもなにか学ぼうと思えば学習内容や問題を読み解かないといけないのだから、読解力がないと何も身につかず、それはインプットできていないことを意味し、読み解けないということは何が理解できているのかの境界線もあやふやになってしまい、アウトプットができなくなってしまう。
いやはやこんな重要な科目をどのように勉強していたか覚えていないのは非常に恥ずかしいのですが、これから頑張って読解力を身に着けていけるようにしたいです。
さて本書の構成は前半部が文学的文章について後半部が論理的文章についてであり、私は前半部から読み始めています。
例題に出題されている羅生門は高校の頃にやったのを覚えているくらいにはインパクトのある短編ですが、今と昔では取り組む姿勢が違います。
今のほうが絶対真面目に羅生門を読んでいると自信をもって言える。
とりあえず頑張っていきたいものです。