北野武監督作の『ソナチネ』は映画だけでなく久石譲さんの音楽も秀逸な作品で、私は最近『ソナチネ』のサントラをずっと聴いています。
同じフレーズを反復するミニマル・ミュージックの手法が大々的に取り入れられ、テクノが好きな私には堪りません。
play on the sandsという一曲では三線のフレーズがこれでもかと繰り返されます。
この曲は記憶が正しければ抗争が頓着し暇になったヤクザたちが真夏であるものの浜風が気持ちが良さそうな石垣島の砂浜で相撲を取るシーンで流れ、ありえないくらい寒い2月中旬を過ごす私はこのシーンを思い出すだけ少しだけ暖かい気分になれます。
そして久石譲さんのミニマル・ミュージックは寒すぎて死ぬほど走りたくない真冬のランニングにもぴったりです。
私は大体早朝の一番寒い時間帯に走るのですが、2月に入ってからほぼ氷点下以下という極寒の中を走らなくてはならない時にsonatine l ~act of violence~を聴き、「あんまり走るの怖くなると、走りたくなっちゃうんだよ。」と呟きながらシューズを履いています。
それにしても今年の寒さはきついです。