フランス映画
Já, Olga Hepnarová トマーシュ・ヴァインレプ監督とペトル・カズタ監督作の『私、オルガ・ヘプナロヴァー』を観ました。 通り魔殺人事件により死刑を宣告されたチェコスロバキア最後の女性死刑囚オルガ・ヘプナロヴァーの半生を描いた作品です。 事件前に日…
サマーフィーリング ミカエル・アース監督作の『サマーフィーリング』を観ました。 ベルリンの夏のある日、突然恋人のサシャを失った青年ロレンスのその後3年間をベルリン、パリ、ニューヨークと舞台を代えながら描いた作品です。 16mmフィルムが使用されて…
5時から7時までのクレオ*1 アニエス・ヴァルダ監督作の『5時から7時までのクレオ』を観ました。 病院の診察結果を待つパリで活動するシャントゥーズのクレオ、彼女の夏至の夕刻5時から7時までを追ったストーリーです。 作中と現実でほぼ同じ時間が流れ…
幸福 アニエス・ヴァルダ監督作の『幸福』を観ました。 内装業を営むフランソワには妻・テレーズに2人の子供たちピエロとジズーに囲まれる中で魅力的な郵便局員・エミリーに出会い、フランソワは2人の女性と2人の子どもたちと愛を育み幸せに日々を過ごす…
緑の光線 エリック・ロメール監督作『緑の光線』を観ました。 恋人がいないパリ在住のデルフィーヌがヴァカンスを一人で過ごすことになり、友人たちは心配し「行動しなくちゃ」と彼女を励まし、デルフィーヌはパリを出てシェルブール、ラ・プラーニュ、ビア…
美しき諍い女 ジャック・リヴェット監督作の『美しき諍い女(いさかいめ)』を観ました。 南フランスの田舎の古城にて隠居同然の生活を送る画家・フレンホーフェルと彼のパートナー・リズの元に新進画家・ニコラと彼の恋人・マリアンヌが訪れ、フレンホーフ…
ジュリエット、あるいは夢の鍵 ジェラール・フィリップ主演マルセル・カルネ監督の『ジュリエット、あるいは夢の鍵』を観ました。 ジェラール・フィリップ演じる囚人のミシェルが眠りに落ちると目の前には見知らぬ村が現れます。 そこは記憶がない人々が集う…
冬の旅・さすらう女 アニエス・ヴァルダ監督の『冬の旅・さすらう女』を観ました。原題は『屋根も法もなく』で邦題は『冬の旅』または『さすらう女』です。 タイトル通り屋根も法もなく自由に身を任せ南仏の田舎をさすらう若い女性の物語。 あらすじだけ聞く…
Pierrot le fou タイトルにがっつり差別用語が入っているゴダール監督の『気狂いピエロ』を観ました。 タイトルは『ピエロ・ル・フ』などに今後改題されるのかどうかは分からないけれど、人前で言うには勇気がいるタイトルです。 原作はアメリカの作家・ライ…
Le grand bleu リュック・ベッソン監督の作品は『レオン』が一番有名で愛されている作品だと思うのですが、私はこちらのグラン・ブルーが一番好きで定期的に観ています。 どれくらい好きかというとebayで縦長のかっこいいグランブルーのポスター買って飾って…
Vivre sa vie : film en douze tableaux 原題の『好きなように生きる:12の描写によるフィルム』が邦題では『女と男のいる舗道』になっている本作。正直邦題の意味はよく分からない。 レコード店で働きながら舞台俳優を目指すアンナ・カリーナ演じるナナに…
昨年から記号論やフランス構造主義にかぶれてロラン・バルトの著作を四苦八苦しながら読んでいる中でアラン・ロブ=グリエを知り、先日初めて作品を観ました。 ・不滅の女 アラン・ロブ=グリエ L'immortelle アラン・ロブ=グリエは事物をそのままに捉え物…
フランソワ・オゾンは聞いたことあるけど観たことはない監督だったので、先日初視聴。*1 まだ一作しか観てないにもかかわらずファンになってしまいました。 特に画作りはすごい私の好みでした。 これからもちょくちょく観ていきたいです。 ・スイミング・プ…
渋谷区にてハロウィンの規制が強化されているニュースを見た際に思ったのがやっぱりあの楽しみ方はちゃんとした楽しみ方じゃなかったのだと少し安心しました。 そして思うのはクリスマスやハロウィンより大切なイースターがスルーされているのはちょっともや…
昨夜に寝違えたせいで首周りがもう痛くて痛くてたまりません。 ということで、寝るのを諦め映画鑑賞を。深夜に見る映画っていいもんですね。 そこで私が観たのはゴダール監督の遺作である The image book the image book これはゴダール版映像の世紀なの??…