梅雨入りしたようですが、あまり涼しくもないのでテンションが上りません。
ということで、私はジャケットのオークランドベイブリッジが印象的でタワー・オブ・パワーの作品で最もファンクネスを感じる今作を聴いています。
『Back to Oakland』はタワー・オブ・パワーの作品の中で楽曲が多彩な作品であると思います。
ジャズやR'n'Bやファンクなど様々なジャンルを横断し試行錯誤中であることが伝わり、偉大なファンクバンドもこうやって色々確かめながら切磋琢磨していたんだと感慨に耽っています。
試行錯誤もやらずに実力がつくはずがないとタワー・オブ・パワーからアドバイスをされているような気分です。
こんな当たり前のことは常日頃忘れて生きているので、逐一思い出させてくれる存在が必要になってきます。
その存在が現在はタワー・オブ・パワーです。
そして今作にはインストの名曲「Squib cakes」が収録されています。
私はこの曲が一番好きで、ホーンセクションとリズム隊とさりげなく聴こえるブルース・コンテのギタープレイが気持ちがいいです。
今作を聴くとタワー・オブ・パワーはホーン隊がメインディッシュであることが伝わってきますが、ガリバルディのドラムとロッコのベースがホーン隊に味付けしています。
ラリー・ウィリアムズとブルース・コンテは香辛料という印象です。
うな重でいえば鰻がホーンセクションでタレがリズム隊でコンテが山椒でウィリアムズはお新香のようです。
なぜうな重で例えたかというと単純に現在食べたいからです。
将来的に食べられなくなりそうな日本食ランキングのようなものがあればトップ3に入ってしまうと思われるうな重をここ最近ずっと食べたいと思っていますが、鰻屋まで行くのが面倒くさいので結局行かずに今に至ります。