私は宇宙のことを考えるのが好きです。
宇宙のスケールの大きさと謎に満ちた魅力を考えると自分の悩みがどれだけ小さいか知り妙な安心感を得ています。
太陽系外から地球を撮影したペイルブルードットという有名な写真を見ると、太陽系からちょっと出て見える地球はもう点です。
その太陽系は天の川銀河の超小さい点のような存在で最後はマゼラン星雲と天の川銀河がぶつかってクエーサーが生まれるかもしれないのです。
宇宙最高ですね。神即自然を感じます。
しかし宇宙に関する本はハードルが高そうでなかなか手が出せずにいた中でこちらの本を見つけました。
それがこちらです。
この書籍はタイトル通り18章約400ページにわたり宇宙の分かっていないことについて書かれています。
第1章から宇宙の分かっていないことは一体なんだろう?とまず宇宙が何でできているかか考えてみることから本書は始まります。
長い年月をかけ科学者は元素にいきつき更に原子を見つけもっとよく見ると原子核の周りを電子雲が取り囲み原子核は陽子と中性子からなって、さらによく見てみると陽子と中性子はアップクォークとダウンクォークからできていることを発見しました。
周期表に載っている元素は全て電子、アップクォーク、ダウンクォークから出来ることを知るに至ったのです。
しかしクォークはこの3つだけでなく更に見つかり、一体いくつあるか分からないし何のためにあるのかも分からない。
そして宇宙に目を向けるとこのようなクォークからなる物質は珍しく全体の5%にしか満たないことが分かります。
残りの27%がダークマターで68%がダークエネルギーで占められていることが分かったけれど、それが何なのか分からない。
ここまでが第一章の数ページの要約で私はここまで読んだ時に心の中で叫びました。
「めちゃくちゃおもろいやないかいーーーー!!!!!!!!!!!」
この世で一番おもしろい宇宙入門というサブタイトルに疑惑の目を向けてすみませんでした。
誇張ではなく本当です。どえらいおもしろさです。
全国の小中学校の図書室に本書を置いたら理科好きな子が爆増すること間違いないかもしれません。
私はもう童心に戻ったように読む手が止まらず自制するのに苦労しています。
読書でこんな感覚味わうのすごい久しぶりな気がする。
宇宙と物理が好きな人には激しくおすすめする一冊です。