ののの・ド・メモワール

その日観た映画や本や音楽の感想を綴ったりしています

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日記のように色々なこと(主に読書、映画、音楽)のアウトプットをしていきたいと思います。まれに雑記も書きます。
実用的なことは書けませんがよろしくおねがいします

マチネの終わりにを観ましたが、なんか思っていたのと違いました。

テロ巻き込まれた石田ゆり子

プライムビデオのあなたにおすすめタグを私は結構ありがたく使わせいただいています。

そこでやたらとマチネの終わりをゴリ押しされるので、早速視聴してみましたが・・・

これは本当に

めちゃくちゃつまらん

 

〜あらすじ〜

天才クラシックギタリストの福山雅治がフランス在住の石田ゆり子と恋愛関係になるけど結局別れました。

 

以上です。多分合ってます。

役名は一切覚えていませんのでこのまま進めます。

私も正直途中から心ここにあらずでスマホをいじりながら観てしまいました。

映画館でこんなことやると出禁になりそうですが仕方ありません。

なんでこんなおもんないのか考察していこうと思います。

思いついた点は以下です

  1. ミスキャスト
  2. 意味不明ないらない設定
  3. マネージャーがいい意味でヤバいやつ
  4. 村上春樹作品の登場人物たちを真似したセリフ
  5. パリの治安がさすがに悪すぎる
  6. 中身がないのに上映時間が長すぎる

 

1.ミスキャスト

まずこの映画の問題点を挙げると真っ先に挙がるのがミスキャスト

「主演は石田ゆり子福山雅治にしよう!だれか題材持ってきて!ふーん、読んでないけどマチネの終わりええやん!」とプロデューサーが決めたのかってくらいのミスキャストです。

挫折する天才ギタリストの福山雅治はまだ分かります。

問題は石田ゆり子です。そして彼女は本作最大の被害者です。

 

2.意味不明ないらない設定

福山雅治は幼少の頃よりその才能を開花させ世界を飛び回るクラシックギタリスト

そんな彼の東京公演を見に来ていた石田ゆり子は大学からの友人で福山雅治が所属する芸能事務所のチーフを介して彼に挨拶にいきます。

この挨拶が???でした。

「パリの通信社に勤める有名イタリア人(もしかしたらフランス人かも)映画監督の娘です。よろしくお願いします」

在仏日本人?日系フランス人?日系イタリア人?実子?養子?

ちょっと待った。属性付与されすぎだろ。

まだこのイタリア人映画監督が日系人っぽい名前ならすんなり頭に入ってきていたかもしれませんがガチガチに外国人の名前でした。

しかもこの公演後の食事会でこいつは出身は長崎とぬかしやがります。

なにこれ?養子かどうかとかデリケートな問題だから誰も聞かないの?

 

だれか聞いてよ

 

こっちはあなた達が聞かんから終始モヤモヤした気分なんですよ

とイライラのボルテージが上がっていきました。

 

この映画監督の娘設定

「幼少の頃に聴きに行った福山雅治の公演で父の映画の曲を完璧に弾いてて悔しくなった。」

こんな感じのセリフで出てくる程度でさして重要な設定じゃなさそうです。

この意味不明な設定いる???

他にも色々と訳わからん設定があったのですが疲れたので省きます。

原作では日仏ハーフだそうです。

 

 

3.マネージャーがヤバいやつ

福山雅治のマネージャーは彼の演奏に惚れ込んでいる女性でありヤンデレです。

そして彼女は福山雅治をマネジメント一切できていませんし、とんでもない事をやらかした後になんやかんやあって福山雅治と結婚します。

しかし、金切り声あげるタイプのヒス持ち邦画テンプレキャラにならなかったのは俳優さんの演技のおかげでそこまで不快な人物ではありませんでした。

むしろどことなく狂気をまとっている名演で脇役にするにはもったいないキャラです。

しかし石田ゆり子のネームバリューを前に彼女の出る幕はごく限られています。

彼女がパリ勤めのイキってる映画監督の娘を惨殺して福山雅治を自分のものにするサスペンスの方が断然おもしろそうです。

これは冗談として彼女視点で物語進めたほうがよかったのでは?

 

4.村上春樹に出てくる登場人物を真似する人々

なんか全体的にこの作品に出てくる奴のセリフが村上春樹っぽいと感じるのは私だけですか

なんというか尊敬してないけど「おしゃれといえば村上春樹!」てな具合にそれっぽくパクってる表層的な感じがします。

原作はおそらくこんな事になってないよね?

とんでもない原作者への冒涜じゃない?

まず本作の舞台になるのが

東京、パリ、ニューヨーク、マドリード

この大西洋沿岸地域大好きな感じに古臭さを感じるのは私だけでしょうか?

この辺の都市はもう手垢付きまくりじゃないですかね。何の新鮮味もないですね。

そして画面全体から漂う「おしゃれ!」という感じ。

おしゃれと言ったら西欧!東海岸!にみたいなの安直すぎないですかね

原作ではマドリードの代わりにバグダッドだそうです。

絶対バグダッドのままの方が良かった。なんでマドリード行くんや

もうちょっと頭使ったほうがいいと思います。(ひろゆき)

ていうか2時間の中で舞台変えすぎだろ

東京とパリで絞れや 欲張りすぎやろ 

そしてこの映画、ころころ年代も変わります。

もういつどこにいるのか分からないことになりました。

ここどこ?東京?パリ? ニューヨークかい!

いつのニューヨーク? 子供いるー!!!

とこんな具合でした。

 

 

5.パリの治安悪すぎ

石田ゆり子は死傷者数十人を出した爆破テロが発生した事件現場を取材した後に勤める通信社で爆破テロに合います。

おそらくこれはパリ同時多発テロ事件がベースになっているようですが、傍から観たらただただパリの治安がヤバすぎるとしか思いません。

同時多発テロ事件が元になっているならもうちょっと説明してくれないですかね。

爆破テロに遭遇した石田ゆり子は東京の福山雅治にzoomかなんかで連絡を取ります。

そこで外から爆発音が響き、石田ゆり子はテロをフラッシュバックし臥せってしまいます。

福山雅治は優しく彼女に「大丈夫。工事の音だよ。」と励まします。

ほんとうにこんな工法あるのかと思ってしまいました。

確実にテロや はよ逃げろ

 

6.上映時間長すぎ

こんな支離滅裂な感じで約2時間あります。

本当にきつい。

途中からはもう早く終わって欲しいという思いしかありませんでした。

マジでもう福山雅治石田ゆり子の恋愛とかどうでもいい、一刻も早く私を解放してくれと念ずる他に感情はなかった。

これを映画館で観ていたらしばらくは通えなくなるくらいのトラウマを植え付けられそうです。

 

以上になります。疲れました。