たまたまウィキペディアでソーカル事件なる事件を知り、彼らの著書である知の欺瞞がかなり気になり、最近読み始めています。
めちゃくちゃハマっています。
は個人の資産(アクティフ)と規定すると は個人に対する意志力(ヴァロンテ)と定められ、を人生循環(ロンデ)とした時ににより人生全体の総時間(タン)で二階微分しを得る。
以上により個人の意志は以下の二階線形微分方程式により定まる
多分こんな感じになるのかもしれません。
ニュートンの運動方程式をパロってなんか適当にフランス語の注釈つき用語でやってみると、結構それっぽくなりました。
そして何言ってるかさっぱり分からない。
ポストモダニスムに触れるとこんな具合にそれらの思想に科学がくっつくと途端に意味不明を超えてもはや怪文書になり理解不能になる経験が私にもありました。
自分の頭の出来が悪いからこれは理解できないのだろうなと思っている中でこのソーカル・ブリクモンの著書に触れたのはかなり新鮮でした。
彼らの主張とは
こいつらもしかして権威付けのために科学使ってんじゃね?
私は心のなかで「よくぞ言ってくれた!」と思ってしまいました。
がしかし、彼らはこんな事を言ってしまったがためにかなりの批判や個人攻撃を受けたそうで、中にはかなり低俗な罵詈雑言を浴びせられたり・・・
は勃起性の器官と等価である。
こんな文言が出てきます。
これを大真面目に言ってるのかどうか分かりませんが、何を言いたいのか全く分かりません。
これを聞いた人々は「きっとラカン先生がおっしゃるのだから間違いないのだろう」と思ったのでしょう。
誰も「お前何いってんの?」と言わなかったのか無視されたのか
思想・人文科学の研究者は必死に真意を探ろうとしていたのなら悲惨です。
でもこういう権威に曝されるのはネットが発達した現代の方が恐ろしいです。
というよりマス=メディアに出てくるコメンテーターとか正直訳わからんこと言ってませんかね?
でも誰も「何いってんの?」とは聞かずに議論が進む。
偉い先生が言うことは正しいから聞けないのかな
ということでこれからちょくちょく知の欺瞞の感想書いていきたいです。