いうまでもないですが現在の日本で大麻の所持や売買は違法行為です。
そしてここに新たに大麻使用罪が創設されるかもしれないとのこと。
オランダやカナダやタイは合法なのに、なぜ日本はここまで厳しい刑罰が処されるのか?という意見はネットで見たりしますね
そもそも大麻取締法は大麻取扱者の免状が交付されていない人間が勝手に取り扱うことを制限するもので別にそんな非難されることかと思ってしまいます。
ですが売買は大麻取扱者であっても禁止です。
おそらくマリファナ合法の国でも売買するには免状や届け出が必要なはずです。
免状により売買できるかどうかの違いくらいしかないのかな
正直私はマリファナの娯楽使用が解禁されようがされまいがどうでもいいのですが、マリファナが違法で売買されて検挙数が伸び危険性はない等の意見が見受けられる現在に大麻取締法が緩和されることはないだろうなとも思います。
またゲートウェイ・ドラッグとも呼ばれ「薬物なんてこんなもんか」と認識してしまったらそこからグレードアップするかもしれない。
なにはともあれドラッグ、ダメゼッタイ。
しかし私は薬物の摂取は好奇心よりも恐怖の方が圧倒的に勝りますが、薬物体験にはかなり興味があります。
そんな薬物体験を気軽?に体験できるのがウィリアム・バロウズの文学
ウィリアム・バロウズに言わせるとマリファナなど薬物ではないそうです。
もうここで私の常識はどこかに吹き飛びます。
彼はヘロインやらその辺りの一番危ない麻薬を摂取しながら、裸のランチを書き上げたようでどうやらその書き上げている最中の記憶がないようです。(というのは誇張らしい)
純度100%のヤク中による本作は本当に強烈です。
バロウズも本作同様とんでもないくらい強烈な人物で、彼はウィリアム・テルごっこをしている最中に妻を殺したりしています。
彼本人の伝記なんかあったら相当おもしろそうです。もうあるのかもしれないけど
そんな彼の作風は色んなエピソードを適当に並べるというカットアップという手法。
なのでストーリーはあるのかないのかよく分からない。
私は序章を読んでいるのですが、どうやら麻薬をキメながら警察から逃げています。
そして麻薬から手を引きマリファナを嗜むようになり中毒になってしまうところまで読みました。
逃走していると思われる描写はちょっとすごすぎて、どう説明していいのか分かりません。
序章からこんな感じでちゃんと読み通せるのか・・・