一大人として経済書くらい読めなきゃなと図書館で借りてくるけれど、結局読まずにそのまま返却してしまうことが多い経済アレルギーの私が以前かなりハマってまた読み直し始めている本があります。
どのような内容かというと
Q:あなたはどちらを払う時に躊躇しますか?
・1200円のカニクリームコロッケ定食
・1200円のスマホアプリ
とこんな感じで出題されて答えていくと心理の経済的メカニズムを解説してもらえる心理テストを受けているようにスラスラ読めます。
上記の例で私はスマホアプリを買うのを躊躇してしまう。
カニクリームコロッケ定食はこの値段ならかなり美味しいだろうと踏んで喜んで1200円払います。
反対にスマホアプリによほどでない限り1200円も払いたいとはあまり思えない。
でもこれはよく考えたらおかしい話で値段は一緒なのになぜスマホのアプリを買うのは戸惑ってしまうのだろう?
というのもここで頭の中で感情によって勘定が行われているのです。
私の場合、定食の方がスマホアプリより価値を置いていることになってます。
貨幣価値が物によって変化してしまう。
アプリなどは比較的安価で提供されるか無料で配布しアプリ内課金を促すのもこのような理由かもしれません。
サブスクなども1000円以上を超えると私は高いと思ってしまうのもよく考えたらおかしい話で提供されているコンテンツに対して安すぎるのになぜ高いと思うのだろう?
これらのことから私は非合理的な感覚でお金を使い論理なんか一切使わずにクレカを使っているのです。恐ろしい話です。
もしかしたら無駄使いすることはごく自然なことなのかもしれません。
家電を買いに家電量販店を巡りとA店では20万5000円で次に行ったB店では20万6200円であったとして私はA店に戻って買おうとは思わない。
この場合の1200円なんてもうほとんど誤差みたいなものだしとB店でその家電を買ってしまう。
このように興味深いことがたくさん書いてあるのが本書です