気づけばもう10月の半分終わってびっくりしています。
そして気づけば日曜も残り6時間ちょっとで終わるのもびっくりしています。
プッチ神父のメイド・イン・ヘヴンくらってるとしか思えないほど時が加速していませんか
本当にこの時の流れにびびっているのでちょっと時間を巻き戻してほしいです。
というよりも私は10月に何していたのでしょう?
怖くなってきたので考えるのをやめます。
読書の秋やスポーツの秋や食欲の秋といわれる秋ですが、私は寒いので正直何もできません。
スポーツは土日ずっと雨降っている気がするので厳しいのでせめて松茸ご飯か秋刀魚くらいは食べたいと思う次第です。
今日も雨が降っていたので私は映画を観ていました。
シェルタリング・スカイは坂本龍一の曲は知っているけど映画は観たことがない状態が永らく続いていたのでやっと観ることができました。
・シェルタリング・スカイ ベルナンド・ベルトルッチ
第二次世界大戦後間近の北アフリカに長期滞在するためにニューヨークからやってきたポートとキッド。
とんでもない量の荷物を持ってきてフランス領アルジェリアへ降り立つ2人に案内人のタナーが同行するロード・ムービー。
the sheltering skyとはどういう意味なのでしょう?
直訳すると保護してくれる空とか守ってくれる空とかになるのかな
この3人が談笑するホテルのカフェに始まり色々とありキッドが一人また同じカフェに戻ることで物語は閉じます。
作中では広大な北アフリカの景色はもっと大きな画面で観たくなるほど引き込まれました。
しかしその美しい景色に反してポートとキッドの物語は本当に悲しいものでした。
全体的に漂うテーマであろう”喪失”の中に北アフリカの景色の美しさも相まってしまいます。
そして私はもしかしたらこの旅以前にポートは既に亡くなっておりポートを探しにキッドは北アフリカにやってきたのかとも思えてしまいます。
それかキッドの夢であったのかもしれないとも思ってしまいます。
それでは案内人のタナーは一体何なのであろうと考えると、もしかしたら現実のメタファーだったりするのでしょうか
そうなるとあの大量に持ってきた荷物ももしかしたらポートとキッドの思い出のメタファーなのかもしれません。
観終わった後に色々な解釈が頭に浮かぶ作品でした。