Kimonosは向井秀徳さんとLEO今井さんによるユニットです
私は彼らがかなりお気に入りでこの梅雨が明けるかどうかという時期によく聴いています。
しかし新譜が出ないのが寂しいです。
そんな彼らの楽曲の中で特に大好きなのがAlmost human
Almost human ってどういう意味なんだろう。
ググったら人間失格の英題だと向井さんは言っている。
でも私はいまいちしっくりこないので”ほとんど人間”だと解釈します。
ポストロックな曲調で歌詞も詩的でものすごくいい
しかし意外なことに歌詞の和訳はググっても見つからなかったのでびっくり
ということで発表から13年の時を越え私がチャレンジして考察してみました。
原曲の歌詞はこちらより
〜和訳〜
帰路はいつだって始まっているんだ
よく分かっていると思うけど君が遥か遠くにいるときから
君が後悔したのはどこか そんなの問題じゃない
でも君のすべての行動
特に偽ったことの全ては
君の背後で太陽がすべて明かしてくれる
そっと触れてみて君はもうあることに巻き込まれている
そして君はほとんど人間だって言うんだ
簡単に言ってしまう。あまりにも簡単にそう言うだろう。
鳥は巡り、彼らはこう囁く
世界はちょうど一つの檻のようだ
賢人が微笑みを浮かべ怪物がうようよしている檻を絶えず眺めている
カーボン製、純正で単純な
波紋を広げる水滴たち
長く暗い12月
君の頭を離さずに、落ち着いて、落ち着いてと
そして君はほとんど人間だって言うんだ
でもそれは簡単すぎるよ 言うには簡単すぎる
【考察】
LEO今井さんには詩集を出してほしいくらい想像力をくすぐられる素晴らしい歌詞です。
2010年当時と言えばまだリーマンショックの影響も色濃く欧州通貨危機などが発生
それらは不動産バブルが弾けた結果で言うなれば人間の開発による人災のようなもの
しかしこのような開発は人間だけでなくこの地球環境にもその影響は拡がっている。
これらのことを念頭に置いて考えるとこの歌詞は地球の代弁をしているようにも思えてきます。
私達人間は簡単に「自分たちが悪い」というけれどそんな簡単に言ってもらっては困る、大切なのは行動することじゃないかと言われているような気がしてしまいます。
言うは易く行うは難しですね。
長く暗い12月を乗り切って新年を迎えられるかどうかとは、私達が行動を起こし新しい年月を築けるかという意味にもとれます。
そんな時に言い争っている暇なんてないだろうに世界は13年前とさして変わらず。
地球はどうなってしまうのでしょうか
というように壮大なことを考えていたのですが、kimonosのインタヴュー記事ではそこまでメッセージ性の強い歌詞ではなさそうです。うーん