ののの・ド・メモワール

その日観た映画や本や音楽の感想を綴ったりしています

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日記のように色々なこと(主に読書、映画、音楽)のアウトプットをしていきたいと思います。まれに雑記も書きます。
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12万年ぶりの暑さなのでなんとなくロラン・バルトを

ニュースを見ていると今年7月の平均気温は12万年ぶりの暑さという見出しを見つけてびっくりしました。この前の間氷期ぶりの快挙を成し遂げてしまっていたのですね。

私はこの暑さよりも降雨の少なさの方が心配です。元々この時期はこれくらい雨が降らなかったのかどうか分からないけれどちょっとくらい降ってくれてもいいのではないでしょうか。

ということで本日も日中は外に出れるわけもなかったのでロラン・バルトの映像の修辞学を読んでいます。

作品は三部構成になっており2篇が論文で1篇はインタビューです。

最初に収録されているのが論文のイメージの修辞学

幾度か挑戦する度に数ページで何書いてあるか分からないので読む気が失せていた私ですが今までの失敗から学び、まず記号学についてちょっと調べてから読むことにしました。

この用語が分からないと読み進めるのはかなり厳しいというものをピックアップすると

 

1.シニフィアン(記号表現)

記号そのものの形

 

2.シニフィエ(記号内容)

記号が表現する概念

 

3.コード        

               記号をシニフィアンシニフィエで相関させ意味を組織する規約の体系

 

4.デノテーション(外示性)

言葉の文字通りの意味

 

5.コノテーション(共示性)

言外の意味

 

 

と以上の5つのワードがとりあえず分かっていればちょっと読み進められるかもしれません。

他にもパロールエクリチュールなどたくさん専門用語が出てくるのですが一旦置いときます。また本書ではしきりとコード化されるという概念が頻出するのですがググってもよく分からなかったので保留することにしました。

どうやらバルトが考察する問題はイメージが記号のコードを考えることができるだろうか?またイメージが意味の極限であるのならそれがどのような過程を至り終わるのかということらしいのですが、ぶっちゃけどういうことかよく分かりませんがあまり深く考えずに読み進めます。

このイメージの意味問題をイメージが持つメッセージをそれぞれ分けて分析することで探っていこうとしているらしいです。

イメージ問題を簡単に考察するためにバルトは広告を題材に選びます。

理由は広告のイメージは製品の特性を伝えるために構成されたイメージであり率直で誇張的であるからのようです。

ここまでの説明はたった3ページ間に書かれている内容なのですが毎回この問題提起のところで本を閉じていました。

記号学は興味がずっとある分野でちょくちょく手を出していたのですが一番大変なのが入門書選びではないでしょうか

その入門書の装丁はどれも難しそうで初学者おことわりなシニフィエを含んでいるように思うし記号学入門というシニフィアンは絶対難しく頭が痛くなるであろうシニフィエを含んでいる。これは〜学入門という題名は大体入門書ではないという社会的コードが存在するためであるのかもしれない。

なのでゆるく気ままに記号学に触れていきたいです。