この世にはZ級映画と呼ばれるものがあります。
「こんなもん観るくらいなら壁眺めてたほうがまし」
「執行猶予なし懲役2時間」
「貴重な人生の最も無駄な消費法」
「21世紀唯一合法な拷問」
「映画のようなゴミ」
などなど散々ないわれようをしているいわくつきの映画達です。
ここまで言われると私も観てみたくなったので、1人で観るのは怖く犠牲者を2名出しアマプラでZ級映画と検索して観てみることにしました。
とはいえこっちは前にエド・ウッドの傑作を観ているので余裕だろうと思ってました。
ジャンルはエロティック・SF・スリラーと初めて聞くようなジャンルです。
上映時間は1時間15分とかなり短いのが唯一の救いです。
ググってみたらこの作品は映画祭に出品して劇場で上映しているそうで、典型的なZ級映画*1ではないので徹頭徹尾アホな映画ではなく終始真剣にSFをやっています。
予算が潤沢ならもしかしたら名作になっていたかもしれません。
内容は宇宙から飛来したピンクのアメーバが女性を襲うというもの。
その謎のアメーバに盗撮稼業という謎の職業の女性・レイが立ち向かいます。
ただこのアメーバはどうみてもビニール袋でした。
感想はもっとはっちゃけてアホにアクセル踏んで突き進んでほしかったです。
というのも無駄に凝った設定に映像がどうしても追いついていませんでした。
ずっと(もっとアホになれ!)と願っていたのですがその願いは通じませんでした。
ただ低予算なSFにちょっとセクシーな要素入ってるだけの作品になってしまったのはもったいないです。
撮影の時にお酒でも飲みながらリラックスして撮っていたらアホになれていたかもなとも思ってしまいます。
そうしていたらZ級映画日本代表に選出されていたかもしてないのに・・・
本当にもったいないです。